かつてのバンガロー15棟を解体。その理由とは?
2025年秋、東秩父村に新しく生まれるキャンプ場「OFFPOINT」。
このプロジェクトの中で、かつてこの地に立っていた20棟以上のバンガローのうち、15棟を解体する決断をしました。
「なぜわざわざ壊すの?」と思われる方もいるかもしれません。今回は、その背景と私たちの想いをお伝えします。



■ もともとは林間学校向けの施設
この場所は以前、団体利用や学校行事向けの宿泊施設として長年使われてきました。
その名残として、敷地内には小ぶりなバンガローが点在。時代の流れとともに、利用者も減り、老朽化が進んでいました。
■ 今、求められているキャンプ体験とは?
OFFPOINTが目指すのは、「静けさを楽しむ、ソロ&デュオキャンパーのための場所」。
人との距離を保ちつつ、自分だけの時間を味わえる空間づくりが重要だと考えています。
そのためには、古いバンガローをそのまま残すのではなく、“余白”を生み出すことが必要でした。
■ 解体という選択=環境整備の第一歩
解体する15棟は、老朽化が著しいもの、動線上で支障となる位置にあるものが中心です。
建物を取り除くことで、緑の景観がひらけ、広く静かなテントサイトを配置できるようになります。
また、木材や資材の一部はできる限りリユース。環境負荷を減らす取り組みも並行しています。
■ 残すもの、壊すもの。そして新たに創るもの。
すべてを壊すのではなく、コンディションの良いバンガローは5棟ほどをリノベーションし、
小さなコテージとして再活用予定です。自然と調和した、小さな宿泊棟として生まれ変わります。
「壊す」という選択は、未来を創るための準備でもあります。
これからも、OFFPOINTの進捗を随時お伝えしていきますので、ぜひお楽しみに!